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元デザイナーの作る陶芸品は、普段使いをして初めて完成する。「生楽陶苑」さんが格好良すぎる。

北諸県郡三股町の自然に囲まれた緑豊かな土地に、一風変わった陶芸スタイルの工房があると聞きつけて、「我生庵」さんからのご紹介を頂きお邪魔してきました。

下の写真は創業45年の長い歴史を持つ、地域に根付いた陶芸アトリエ。

風格が滲み出た昔ながらの建物が自然と調和しているようにも見えます。

■webデザイナーから一転して、

「土から生まれる楽しさ」が由来の生楽陶苑。

ここでは、粘土となる原料の土を掘るところから、焼成に至るまで全てのプロセスを心を込め行われていて、職人によって特殊な手法で作られた陶芸品は全てが手作業で、またとない一点ものを幾多も生み出して来ました。

そんな生楽陶苑の2代目代表となる園田空也さんの前職は、なんとwebデザイナー。

数年前までは東京でwebデザイナーとしてショップのチラシやパッケージ制作などをしていたそうですが、後に生楽陶苑の跡取りとして地元宮崎へと戻り、修行を経て経験を積み2019年に2代目代表となりました。

作るという意味ではデザイナーも陶芸も似ているのかもしれません。

「前職の経験や発想を陶芸に活かしていきたい」と語る園田さん。

■スリップウェア

生楽陶苑ではスリップウェアという特殊な手法で器の模様を描いています。

日本にはまだあまり浸透していない手法ですが、ヨーロッパでは馴染みのある手法だそうです。

イギリスが発祥とされるスリップウェアは、泥状の粘土に水を混ぜクリーム状(泥漿)にした化粧土を器の表面に垂らして装飾していくそうです。完全手作業なので同じサイズの器や同じ柄であってもそれぞれ違った表情を持った世界に一つだけのオリジナルに仕上がります。

さらに、自然と調和した暮らしを大切にしたいという想いから、原料にもこだわり化粧土の元となる土は地元宮崎で掘った原土を使っています。

安心安全な天然原料且つ自然の温もりを感じられるように一つ一つに心を込めて丁寧に手作りしています。

下の写真は器の角を丸く加工している様子です。

器がなるべく欠けにくいように一つ一つを手作業で行っています。

成形は勿論の事、形が出来た器に手を加えるのもとても集中力が必要だと思います。

一見地味な作業風景ですが、細工までこだわる事で織りなす生楽陶苑ならではの味が出ています。

■そして食卓へ、

生楽陶苑は普段使いを目的とした陶器作りに注力していました。

試行錯誤の末行きついた使いやすいシンプルなデザインと、レトロモダンをモチーフとした雰囲気が和食・洋食問わず使えて魅力です。

■最後に

色々な文様の器が展示されていましたが、その中でも花文様の柄は特に人気だそうです。

色も黄や青など数種類あり、好みに合わせて選ぶことが出来ます。お勧めは下写真の白です。

ネット販売もしているので是非そちらも。

詳しい情報はこちら まで。

■基本情報

名  称:生楽陶苑

住  所:宮崎県北諸県郡

     三股町大字長田6460-1

電話番号:0986-54-1320

営業時間:9:00~17:00     

定 休 日:不定休

インスタ:https://www.instagram.com/kirakupottery/?hl=ja

ホームページ:https://www.kirakutouen.com/

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