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野菜のジェラードはここでしか食べられない!鹿児島末吉の「gotsubu ni tane(五粒に種)」さん

2021年2月にオープンした「五粒に種(gotsubu ni tane)」は、お野菜を使ったジェラート屋というとても珍しいお店です。なぜ「お野菜ジェラート」なのか、オーナーの野菜に対する思いやさまざまな取り組みについてお聞きしました。

●「さんつぶにたね」にプラスアルファ。オーナーが店名に込めた思い

お店の名前は「五粒に種(gotsubu ni tane)(ごつぶにたね)」。この名前の由来は農業のことわざである「さんつぶにたね」なのだそうです。このことわざは、「鳥や虫が生きられない環境の中で、真に健康で安全な作物を得ることはできない。それと同様にお客様の利を忘れ、自分たちだけで利益を得ようとする考え方への戒めでもある」という意味です。

一粒は虫のために、一粒は鳥のために、残りの一粒はヒトのために。この3粒に加えて、オーナーは二粒増やしました。一粒は地域(地域貢献)、もう一粒は未来(子どもたち)のために。この5粒に込めた思いが「五粒に種(gotsubu ni tane)」の様々な活動で広がっていきます。

●食品ロスをなくしたい。その思いから生まれたジェラートたち

オーナーは、北九州市出身。結婚を機に鹿児島に移り住み、現在は曽於市で農業を営んでいます。農業には元々興味があったもののなかなか環境が整わず、農業を学んでいる間に知り合った方と畑を始めたとのこと。

農業を学んでいる間に衝撃を受けたのは、商品価値のない野菜が畑に放置されてそのまま腐っていってしまうという事実。そのあまりの多さがショックだったというオーナーは、自分達の畑では「食品ロスをゼロにしよう」と決意したのだそうです。

日々、「何かできないか」と考えていたオーナーが目をつけたのは、「ジェラート」でした。

しいたけや人参、ネギ、柚子胡椒。どんな味か全く想像できないようなジェラートばかりですが、オーナーも試行錯誤を繰り返しつつ丁寧に商品化しています。

野菜は季節を楽しむものなので、旬のお野菜がジェラートで味わえるのは嬉しいですよね。

●メインは農業。一歩ずつ目標に向かって。

「五粒に種(gotsubu ni tane)」のメインは農業。畑でできた野菜を道の駅に出荷したり、お弁当を作ったり、ジェラートにしたり。そんな毎日を過ごすオーナーは、「楽しめることがやりたい」という思いを根幹に持っています。

現在は、農業体験イベントを復活させたいと考えているのだとか。また、将来的には障害をお持ちの方の就労にも繋げたいというオーナー。作業療法士をされていた時の経験や思いから、考えているのだそうです。

日々の小さな驚きや楽しみを積み重ねた先に、いつか5粒のタネが芽吹く日がきます。これからの「五粒に種(gotsubu ni tane)」に注目です。

店舗情報

名称:五粒に種(gotsubu ni tane)

住所:鹿児島県曽於市末吉町深川4651

電話:050-3748-5222

営業時間:11:00〜16:30

営業日:金曜・土曜・祝日 ※日曜営業あり(隔週)

詳しくはインスタをご確認ください

Instagram:https://www.instagram.com/gotsubunitane/

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