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グランプリ受賞で躍進する延岡「喜郷ファーム」のさつまいもとお米

宮崎県延岡市北浦町にある「喜郷ファーム」さん。

さつまいもとお米を作る農業法人であり、農作物を直売しています。

「喜郷ファーム」さんの拠点となる農園は、延岡市北浦町に広がる三川内歌糸集落。

この地域は、蛍が棲息するほど美しい水質と、作物に適した優れた土壌環境を有しており、この利点を最大限に活かした、オーガニックなサツマイモとお米を栽培しています。

■さつまいも品評会でグランプリに輝いたさつまいも

実は、「喜郷ファーム」さんのさつまいもは、日本最大級のさつまいも品評会「日本さつまいもサミット」において、2022-2023年度のファーマーズ・オブ・ザ・イヤーのグランプリに選ばれたとのこと!!

この受賞は、宮崎県で初の快挙となり、ますます「喜郷ファーム」さんのさつまいもが注目を集めています。

■無農薬栽培にて、さつまいも2種とお米2種を育てる

「喜郷ファーム」さんでは、2種類のさつまいもと、2種類のお米を栽培しています。

さつまいもは「紅はるか」と「シルクスイート」を栽培。

「紅はるか」は、甘みが濃厚で繊維質なのが特徴。ねっとりした食感で、たっぷりの蜜を感じます。特に同園の紅はるかは、ねっとりしていながらも、何個でも食べられるおいしさがあると評判です。

また、「シルクスイート」は、水分が豊富で、シルクのようなキメ細かい食感が特徴。しっとりしていて食べやすい品種として人気です。

お米は「コシヒカリ」と「ヒノヒカリ」を栽培。

「コシヒカリ」は、一粒一粒が大きく、ふっくらもちもちとした粘り気があり、炊き上がりの香りとツヤにも特徴があります。

また、「ヒノヒカリ」は、甘みが強く、もちもちとした粘りが特徴です。さらに、冷めても美味しさが保たれるため、お弁当にも最適だとか。

【焼き芋や干し芋など、加工品の販売も】

さらに同店では、さつまいもの加工品も販売しています。

冬の時期は、さつまいもを焼き芋にして、ナフコ延岡南店さんにて販売しているとのこと。

また、干し芋のパックも製造販売しています。オーガニックの干し芋なので、健康志向の方にも嬉しいですね。

■直売所・委託販売所・オンラインショップにて購入可能

「喜郷ファーム」さんのさつまいもとお米は、JA延岡の産地直売所や道の駅、オンラインショップにて購入可能。
また、直接農園に来て購入される方もいらっしゃるそうです。

さらに、同店のさつまいもは、全国の食品販売会社や飲食店などに出荷しているほか、延岡市のふるさと納税の返礼品にもなっています。

■地元、北浦町を活性化させるために農業を始める

店主はもともと、サラリーマンとして農業関連の機関で働いていたとのこと。

農業を始めたきっかけは、店主の地元である北浦町三川内歌糸集落の活性化を図るためでした。

当時この地域は、過疎や耕作放棄地の増加が深刻な問題となっていたそう。

地元が衰退していくのを抑えて、次の世代にバトンをつなげるためには「地元に産業を興す必要がある」と思い、周囲の反対を押しきり、脱サラをして農業を始めることにしたのだとか。

初めは、ほぼすべてが耕作放棄地だった荒れた土地を、畑や田んぼに戻すところから始めたということで、その大変さは図り知れません。

店主の情熱と苦労が実を結び、有機栽培や、使われなくなった水田の再活用が高く評価され、さつまいも品評会でのグランプリにも輝いたのです。

今後は、「北浦町内の山間部だけでなく、海岸部の方の荒れている土地でも、さつまいもを作っていきたい。地元、北浦から全国へ。北浦の、私のさつまいもを届けたい。」と話されていました。

北浦町を愛し、北浦町の魅力を活かした産業を創り出す、素敵なお店でした。

決意と愛情のたっぷり詰まった、「喜郷ファーム」さんのさつまいもとお米。ぜひ一度、そのおいしさをご堪能ください。

■店舗情報

店  名:喜郷ファーム(ききょうファーム)
住  所:宮崎県延岡市北浦町三川内4402
電話番号:0982-27-6705
営業時間:8時~17時
定休日 :日曜
店舗HP :こちら
延岡市のオンラインサイト:こちら
Instagram:こちら

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