かつて城下町として栄えた、日南市の中心に位置する飫肥(おび)。
2023年6月、昔ながらの街並みが残る飫肥の後町通りに、和風のハンドメイド雑貨や飫肥のお土産品などを揃えた雑貨屋「みちの途中」さんがオープンしました。
今回は、和服が似合う「みちの途中」の店主にお話を伺ってきました。

■素敵な「未知の出会い」を集めた雑貨店
「みちの途中」さんに並んでいるのは、店主がセレクトしたこだわりの品々。
三色団子をイメージした可愛らしいブックマーカーや、和紙で作られた日本人形のしおり、飫肥藩家紋の多目的カードなど、なかなかお目にかかれない個性的な雑貨が販売されています。


店内には、福岡や日南市の作家さん、そして店主自らがつくったハンドメイド作品も。
和を感じられるデザインで普段使いするも良し、和装に合わせるも良し。
1点限りのデザインなので、ここにしかない出会いをお楽しみいただけます。

ほかにも、和服に合うバックや腕貫、飾り帯なども販売されているので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね♪
■城下町の夕暮れを楽しむ「ゆうカフェ」を開催
また、2023年8月より「みちの途中」さんでは、16時から閉店までの間、ドリンクやフードが楽しめる「ゆうカフェ」が始まりました。
果実酢スカッシュやアイスコーヒー、大学芋などが提供されています。
さらに、店主のお母様の血筋がブラジルにルーツを持つことから、ブラジルで親しまれているソフトドリンク「ガラナ・アンタルチカ」も。
「夕暮れ時の電灯が光だした飫肥城下町は、心が落ち着きます」と店主は言います。
ドリンクでホッと一息つきながら、風情ある街並みをぜひ夕暮れまで堪能していきませんか?
■小さな八百屋さんやブラジル料理もぜひチェックを!
じつは店主のご実家は農家さんで、店主も農業高校のご出身です。
少量の販売ではありますが、赤オクラやエンツァイなど、店主が育てた珍しいお野菜をお店の一角でリーズナブルな価格で提供しています。
「これってどんな味?」「どうやって調理したらいいの?」など気になることがあれば、生産者である店主に直接尋ねられるので、安心してお買い物できます♪

また、年に数回、お母様が作ったブラジル料理を販売するイベントを開いているそうです。
小麦粉ベースの生地に具材を包んだブラジル料理の「パステル」は絶品なんだとか。
雑貨以外にも、知らない「未知」でワクワクさせてくれるお店です。

■「つくる」「育てる」「愛でる」が大好き
昔から「つくる」「育てる」「愛でる」ことが好きだったという店主。
農業高校を卒業した後は、専門学校でアクセサリーデザインを学び、カナダのトロントやアメリカのワシントンD.Cに留学。
ワシントンD.Cでは、博物館や美術館に無料で入れたため、英語の勉強よりも美術品を眺めるのに夢中になっていたのだとか。
帰国後は、もっといろんな世界を知りたいと思い、ショップ店員や大手企業の社員としてキャリアを積みました。
そして晴れて独立し、憧れだった自分のお店をオープンさせたのです。

店名の「みちの途中」は、「未知に出会える」という意味と城下町の「道の途中」にあるという意味が込められています。
そして、実はもう一つメッセージが込められているのだとか……?
気になる方は、ぜひ店主に尋ねてみてくださいね。
飫肥を訪れた際は、素敵な店主とこだわりの雑貨が迎えてくれる「みちの途中」さんにぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか♪
■店舗情報
店 名:みちの途中
住 所:宮崎県日南市飫肥5丁目2−23(鯉の遊泳池近く)
Googleマップ:こちら
営業時間:平日 13︰00〜18︰00
土日 11︰00〜19︰00
※「ゆうカフェ」は16:00〜閉店まで。
定 休 日:毎週水曜日
※臨時休業することもあるため、Instagramをご確認ください。
Instagram:こちら
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