宮崎県日南市にあるラーメン屋「睦月一色一笑（むつきいっしょくいちえ）」。
大人から子供まで広く愛されているラーメン屋さんです。
実は同店はもともと居酒屋として営業しており、ラーメン屋へ転身したのは2022年。
それからわずか1年足らずで、その美味しさが評判となり、たちまち人気店となっています。
今回は、店主の久永さんを取材し、人気のラーメンの秘訣に迫りました。
「睦月一食一笑」は、日南駅のロータリーのすぐ横に佇む、5階建ての白いビルの1階にあります。
目印となるのは、入口横に掲げられた、木製の看板に大々的に描かれた「睦月一食一笑」という文字。
木を基調とした落ち着きのある店内には、カウンター席とテーブル席を配置し、おひとり様からグループまで、幅広いニーズに応えています。
とんこつ臭さのない豚骨ラーメン
「睦月一食一笑」では、豚骨の臭みが苦手な店主の好みに合わせた、独自のとんこつラーメンを提供。
豚の頭のみを使い、13時間も強火で煮込んでいきます。
この時間と丹念な手間が、スープの深みとコクを引き立て、臭みを一掃。
口に運ぶ瞬間に広がるのは、臭みのない、まろやかで豊かなとんこつの風味です。
宮崎の人々にはお馴染みの「日本めん」の麺が入り、低温調理でしっとりと仕上げた肩ロースのチャーシューをトッピング。
こうして「睦月一食一笑」の至極の一杯が完成します。
自分好みの一杯を作る
注文の仕方も独特で、自分で味や麺の太さなどをすべて選ぶのも「睦月一食一笑」ならでは。
まず、濃厚かあっさりか、ベーススープの濃さを選びます。
それから、醤油とんこつ・塩とんこつ・魚介とんこつ・辛とんこつから味を選び、さらに麺の太さやチャーシューの変更、トッピングの追加を選び、自分好みのオリジナルラーメンが完成します。
いろいろとコンビネーションを試してみて、自分の一杯を見つけるのも楽しい冒険ですね♪
丁寧に作りつつ、こだわらないことにこだわる
「睦月一食一笑」のラーメンのおいしさの秘訣は、「こだわることをやめた」ことだとか。
以前、居酒屋を営んでいた時には、それまで学んできたことを生かし、1つ1つにこだわっていたという店主。
しかしラーメンを提供する際には、庶民的で幅広い層に受け入れられる味わいにしようと、敢えてこだわらないようにしているのだとか。
「こだわらない」というこだわりで、この至極の一杯が完成したのですね。
うちのラーメンを食べて、元気になってもらえれば
店主は、高校を卒業後に県外で修業を積み、料理人歴19年にもなるベテラン。最終的には、ホテルニューオータニの支店で和食を担当するほどの腕前を持っています。
30歳の頃、地元である日南市に戻り、念願だった自分のお店として、2016年に居酒屋「睦月一食一笑」をオープンしました。
その後、コロナウイルスの影響に伴い、何か変化をさせようと考えた末、興味のあったラーメン屋へ変更したのだそう。
「タイミングが良かった。コロナが後押ししてくれた。」そう店主は話します。
逆境にも負けず、新たな挑戦に踏み出す姿勢が、ラーメンの美味しさにも現れているように感じました。
「一期一会」の言葉からインスピレーションを受け、店名となった「睦月一食一笑」。
その名前には「うちのラーメンを食べて元気になってもらいたい」という想いが込められています。
ぜひ「睦月一食一笑」に足を運んで、至極の一杯を味わってみてください。
■店舗情報
店 名：睦月一色一笑（むつきいっしょくいちえ）
住 所：宮崎県日南市中央通1-5-1
Googleマップ：こちら
電話番号：080-3944-9326
営業時間：11時半～20時
定休日 ：日
Instagram：こちら
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